いつの間にか溜まった「ごみ箱」内のファイルを自動削除
ごみ箱自動削除ツールは、Windows起動時に「ごみ箱」の中身を自動削除するツールです。Windowsでは一度ファイルを削除してもごみ箱を空にしない限り、ハードディスクの空き容量が増えません。このツールはごみ箱を自動で空にすることでハードディスクの空き容量を増やし、不要ファイルによってハードディスクが一杯になるのを防ぎます。ごみ箱の中身を気したことが無いという人はもちろん、忙しくてごみ箱を空にするのをつい忘れてしまう人にもお勧めします。
ごみ箱自動削除ツールをインストールすると、システムに常駐して動作します。初期状態では、1日毎にごみ箱を空にするように設定されています。設定メニューを操作すると、曜日や日数の間隔を指定できる点も便利です。さらに、ごみ箱だけでなく、不要ファイルが溜まりやすい一時フォルダーの内容まで一緒に削除できるのも嬉しいところです。
ごみ箱自動削除ツールでは、指定したフォルダー内のファイル削除も可能です。例えば、FirefoxやGoogle Chromeを使うと作成される「ダウンロードフォルダー」は、ファイルが溜まりやすい一方でユーザーが見逃しやすいフォルダーと言えます。この場合も、ごみ箱自動削除ツールのメニューから指定することで、溜まったファイルは自動削除されます。
残念ながら、個々のファイルに記録された日付をチェックすることができず「一定期間ごみ箱に入っていたファイルだけを削除する」といった使い方が出来ません。また、常駐ソフトがいくつもインストールされているPCでは、ごみ箱自動削除ツールの動作が影響して、Windowsの起動が遅くなる場合があります。起動時だけでなく、終了時にも削除できるようにして欲しいところです。なお、ごみ箱が空になってもディスク上にはファイルの痕跡が残ってしまいます。痕跡まで完全に消し去るには完全削除やFile Shredderなどのファイル消去ツールの併用をお勧めします。
ごみ箱自動削除ツールは、「ごみ箱」の中身を自動で空にして、ハードディスクの空き領域を増やすツールです。